こんにゃく芋について知る
目 次
〇 こんにゃく芋はどこで買える? |
〇 こんにゃく芋の販売時期はいつ? |
〇 こんにゃく芋を食べる国はどこ? |
〇 こんにゃく芋に 毒性はあるの? |
〇 こんにゃく芋の天然毒素を無毒化できる? |
- 自家栽培(栽培期間:3年ほど)
- 農家さんから購入
- ネットで購入
スーパーなどで購入するのは難しいです。取り扱いに注意が必要な食材であるからなのかもしれません。
主生産地であれば、道の駅などで購入できるようです。
その他のエリアでも、栽培していれば見つける事ができるかもしれません。
収穫したての10月下旬から3月くらいまでが目安になります。
こんにゃく芋を作っているのは、日本、中国、ミャンマー、スリランカの4ヶ国になります。
その95%を日本が消費しているそうです。
食用として栽培しているのは日本と中国の一部で、定着したのは日本のみ。
全国民が、日常的に様々な料理で食べているのは日本だけです。
日本人一人当たりの年間消費量:平均2kg
すべてのこんにゃく芋がこんにゃくに加工できるわけではありません。
日本で栽培されているこんにゃく芋は、こんにゃく原料用の品種になります。
こんにゃく芋には、シュウ酸カルシウムという激毒が多く含まれます。
シュウ酸自体はほうれん草などに多く含まれていますが、シュウ酸カルシウムは針状結晶の不溶性物質で、エグミの原因となります。
生食をすると
激しく喉が腫れ、呼吸困難に陥る危険があります。針状結晶が口の中の皮膚や粘膜を強く刺激します。少しかじっただけでもロの中がビリビリするほどの強烈なエグミがあり、他の芋のようにそのままゆでたり・すり潰したり・長く煮ても・焼いても 痛くて食べられません。
毒性が弱かったとしても、腎臓・尿管・膀胱・尿道に結石をもたらすことがあります。大量に摂取すると肝臓・腎臓に深刻な障害が出ることもあるのだとか。場合によっては昏睡状態や死に至る危険もあります。
素手で触って汁などが粘膜や皮膚に付着すると
かぶれたり、かゆみから灼熱感のような激しい痛みに襲われるので要注意です。
間違えて口に入れた場合は直ぐに吐き出し、水でうがいなどして洗浄してください。重症の場合は嚥下困難や呼吸困難に陥る危険があるので速やかに医師の治療を受けてください。
出来ます!
天然毒素であるシュウ酸カルシウムを中和して取り除くために必要なのが、こんにゃくを固める働きもする灰汁 (あく) です。灰汁には、昔は草木灰が使われていました。
最近では、下記が手軽に使用されています。
下記の必須アイテムを使って、美味しい こんにゃくを作ることが出来ます。
①消石灰(水酸化カルシウム)
②炭酸ソーダ (炭酸ナトリウム)